- 春の高野山
- 秋彼岸ならびに正御影供
- 令和六年 初大師護摩供 厳修
- 12月 早朝の奥之院
- 令和五年度 金剛寺萬燈萬華会
- 高野山の紅葉
- 令和5年 地蔵盆会
- 令和5年度 金剛寺大施餓鬼会
- 五月の高野山
- 令和5年度 修正会
灌仏会
桜も葉桜になり木々の若みどりも色鮮やかになって参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて4月8日は灌仏会(かんぶつえ)です。
灌仏会(かんぶつえ)はお釈迦様の誕生日を祝う日で「花祭り」とも言います。
灌仏会では誕生仏(お釈迦様がお生まれになって「天上天下唯我独尊」と言い七歩歩いた時のお姿を表した像)の周りにお花を飾りお供えし、甘茶をかけてお参りします。
お釈迦様の誕生日にこのようにお参りをするのは、
お釈迦様がお生まれになった時に天から甘い水(甘露水)が降り注ぎ、天女が花びらを散らしたといわれているお話になぞられたものです。
金剛寺では、法具はまだまだ揃ってないのですが、教えを学び伝えていくためにもまずは、行ずることが大切だと思い、お釈迦様の誕生仏の周りをお花でつつみ、誕生仏に甘茶をかけ真言を唱えしてお参りしました。
お釈迦様にかけている甘茶ですが、
甘茶はアジサイ科の変種でその若芽の葉を乾燥させてお茶にすることで甘くなるそうで、お砂糖の1000倍甘いといわれているようです。
甘茶は甘いのですが天然の甘味なので糖尿病の方の食事に使われることもあり、
さらに甘茶の成分がアンチエイジング効果や抗菌作用もあるそうです。
飲んでみるのも良いかもしれませんね。
ただ、甘くて美味しいからと飲みすぎてしまうとよくないそうなので、量には気を付けて飲んでくださいませ。
お釈迦様の残した言葉
「一切の悪を為さず、善を成し遂げ、自分の心を清らかにする。これが教えである。」
この言葉はあらゆる人に向けた、最も基本的な教えです。
宝島社 『ブッタ100の言葉』 佐々木 閑 訳・監修 参照
お釈迦様の誕生日をきっかけにお釈迦様の残した教えのように自分の心を見直し清らかであれるようにしていきたいものです。