金剛寺ブログ

令和3年初護摩 初大師

こんにちは。このところ寒暖差のある日が多いですね、

皆様は風邪など召されておりませんでしょうか?

さて今年は、緊急事態宣言が出た中で、コロナ感染対策を万全にして護摩供を執り行いました。

早朝より年寄が朝護摩で、疫病退散の願いを込めて黄色の福ダルマさんをお加持しました。

初大師に来山された方にお渡ししているこの福ダルマさんの中には長寿や夫婦円満の縁起物´鶴と亀´が入っているのを皆様ご存知でしょうか?

少しわかりにくいかもしれませんが、達磨さんの目の上に鶴、頬に亀が入っています。

一年後皆様から奉納されるので、本堂の中にも福ダルマさんがあります。

コロナが落ち着き、機会がございましたら是非ご覧くださいませ。

お昼より初大師護摩供を厳修いたしました。

ありがたいことに天気にも恵まれ、皆様のおかげで新しい形で無事に行う事が出来ました。

来山された方も短いお参りとはなりましたが、例年同様皆様の願いが叶うよう心を込めてご祈願させて頂きました。

最近、非常事態宣言発令など制限が多く何かとストレスが溜まったり、気持ちが暗くなってしまいがちのような方が多いような気がしております。

私たちも例年通りに行うのが難しく感染対策を始め悩むことも多々ありますが、これを期に”新しい”形を考え行っていきたいと思っています。

皆様も行えない、出来ないことでなく、出来ることを大切に”新しい”方法で

毎日を明るく穏やかにお過ごしいただければと思います。

一年で一番寒い時期ですが皆様どうか体調を崩されませぬよう何卒ご自愛くださいませ。

お大師様のお言葉

心暗きときは即ち遇う所悉く災いなり、

眼明らかなれば則ち途に触れて皆宝なり。   遍照発揮性霊集 巻第八 

現代語訳として、

あなたの心が暗闇であれば、めぐり合うものはすべて禍いとなります。

あなたの心が太陽であれば、出会うものはすべて宝となります。

川辺秀美 編訳 空海 人生の言葉 現代語訳  参照