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修樂院物語
病気療養の為に入院されていた、あるお年を重ねた男性が、久々に外出・帰宅を許されました。
お医者様から無理をしてはいけないよ、と言われていたのですが、久しぶりの町の風景に外出したくなりました。
「ちょっと出てくるよ」
「えっ?ダメですよ」と、奥さんはびっくりし止めましたが、一度言ったら聞かない事も長年のつきあいでわかっています。
「くれぐれも気をつけて・・・」
「おうっ」と、自転車を押しながら町内巡回です。調子が良いので、お隣の町までちょっと遠出しました。
「へぇーこんな処に新しいお寺が出来たんだ。ちょっとお寺っぽくないけどな・・・」
その時、急に胸が苦しくなり、その場にうずくまりました。あいにく和尚は不在です。
「うっ・・・」と苦しんでいたら、
「どうしました?大丈夫ですか?」と男性が声をかけてくれました。
「散歩していたら苦しくなって・・・」
「お家はどこですか?送って行きましょう」
と、家まで付き添って下さいました。帰るなり奥さんに、
「途中でしんどくなって送っていただいたんだ、お礼をしてきておくれ。」
慌てて外に出ましたが、誰もいません。ご主人から聞いた格好の人を懸命に探しましたが、終に見つかりません。ただ奥さんは合掌して、
「ありがとうございました」と深々と頭を垂れました。
(最近、恩は他人に着せても自分では着ない人がたくさんいる世の中でなんと良い話でしょう。しかし、この話には続きがあります。)
ご主人はそれから、一生懸命に闘病しましたが仏様の国に帰られました。
そして、お葬儀を依頼したお寺が当山、修樂院でした。和尚からご挨拶の時に渡されたパンフレットを見て驚きました。なんと外出の時に苦しくなった所が修樂院の前だったのです。
三七日忌にお参りした時ご長男から、実はお寺とはご縁があるのです、と聞かせて頂きました。和尚は思わず、
「お家まで送り届けて下さった方は、ひょっとしたら修樂院の『お大師さま』 だったのかも知れませんね。」
「きっとそうです」
と奥さんやご長男が言って下さいました。
その後、『お大師さま』に家族揃って、御礼のご挨拶に来山されました。











